Sturmgeschützfibel

Sturmgeschützfibel: Assault gun primer 突撃砲入門書
26 Feb, 2023

From my collection.

Sturmgeschützfibel was reprinted from the original primer manuscript by Gemeinschaft der Sturmartillerie e, V. in 1977, and it has been printed out in a very few in number by Druckerei Plettner printing company at Nürnberg.
突撃砲入門書は1977年に登録社団突撃砲兵協会がオリジナルの入門書原稿を復刻したもので、NürnbergのDruckerei Plettner印刷会社でごく少数が印刷された。


Sturmgeschützfibel

Cover page 表紙



Foreword 序文

Die Sturmgeschützfibel

so, wie sie vom Ic der Sturmgeschützschule Burg bei Magdeburg, in Anlehnung an die ,,Tigerfibel" 1944/45 herauskommen sollte, wird ohne jede Veränderung hiermit veröffentlicht. Erstaunlich, wie viel auch heute noch aktuell und gültig ist!

1.11.1977

Gemeinschaft der Sturmartillerie e, V.


The assault gun primer was supposed to be published by the Ic [3rd general staff officer] of the Sturmgeschützschule Burg near Magdeburg, following Tigerfibel 1944/45, and is published herewith without any changes. Amazing how much is still current and valid today! 
November 1, 1977 Registered association of assault artillery

この突撃砲入門書はマグデブルク近郊のブルク突撃砲学校の第3参謀が、タイガーI入門書の後を追って、1944-1945年に発行予定であったものであり、これは当時の内容をそのまま印刷したものである。
今もなお変わらず、役に立つとは驚くべきことである!
1977年11月1日 登録社団突撃砲兵協会



Saint Barbara appears anecdotally in the Assault Gun Primer.
Saint Barbara is a patron Saint of Artillery and Military Engineers.
突撃砲入門書には Saint Barbara 聖バルバラ が逸話で登場する。
聖バルバラは砲兵や工兵の守護聖人でもある。



イラストのシュリーフェン[Schlieffen] らしき人物が、クラウゼヴィッツ[Clausewitz]の「戦争論 [Vom Kriege]」に目を通している理由の考察。

ドイツ兵学[German military science]は、思想の源流であるカール・フォン・クラウゼヴィッツ [Carl von Clausewitz] (1780-1831年)から、プロイセンの参謀総長のヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ [Helmuth von Moltke the Elder](1800-1891年)、次にドイツ帝国 参謀総長となったアルフレート・フォン・シュリーフェン [Alfred von Schlieffen] (1833-1913年)へと系統づけられ発展していく。クラウゼヴィッツやモルトケが戦場における天候や部隊の疲労といった「摩擦[friction]」という不可測な要素の重要性と「敵の自由意志の存在」を認めていたことに対してシュリーフェンは、天候や部隊の疲労といった問題に殆んど関心を示しておらず、また敵を自らの構想に実質的に従属させることが必要であると唱えていた。
シュリーフェン・プラン[Schlieffen Plan]に対する後年の批判においては、これらが論点として指摘されることがある。
突撃砲入門書 [Sturmgeschützfibel] では、聖バルバラ[Saint Barbara] が将軍と参謀に対して統率をさらに磨くようにと諭す文章がある。このイラストはドイツ兵学の源流である戦争論 [Vom Kriege] に立ち戻り、統率の何たるかを考える、ということの重要性を意図しようとしているのかもしれない。

参考資料
  • 機甲戦 序章; 葛原和三 作品社 2021年
  • シュリーフェン計画 論争をめぐる問題点; 石津朋之 防衛研究所 2006年
  • 戦争論;  カール・フォン・クラウゼヴィッツ 1832年

The illustration is hard to identify the type of Sturmgeschütz, the mantle is similar to the Sturmgeschütz IV and the visor block is similar to the Sturmgeschütz III.






A list of references for the research presentation at The Military History Society of Japan

This is a list of references for the research presentation at The Military History Society of Japan . I'm grateful to the researchers an...